建築意匠のプロを育成する建築学校 デザインファーム建築設計スタジオ


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カテゴリ:講演会( 10 )

建築家 山本卓郎さん講演会

9月16日18時、今年度1回目のデザインファーム×学生有志主催 建築家講演会を開催しました。お昼過ぎまでは台風18号の影響により、ここ東京中野も大変な暴風雨でしたが、なんとか講演会の開始時間には台風も過ぎ去ってくれました。
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講演をしてくださったのは建築家の山本卓郎さん。(山本卓郎建築設計事務所)作品の模型やスケッチの実物を両手いっぱいに持っていらしてくださいました。
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山本さんの講演会のキーワードは「物語を動かすエンジン」。

山本さんのおっしゃるエンジンとは設計のコンセプトのことです。建築という物語を動かすためのエンジン(コンセプト)をとても大切にされているとのことでした。コンセプト、という言葉自体は設計でも良く使われる言葉ではありますが、その中身をきちんと考えること、そのコンセプトでどんな建築ができるのか、エンジンとして設計を動かす力を持つぐらい深く考えたコンセプトであるかが大事なのだ、ということをご自身の作品を通して丁寧にお話くださいました。
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ひとつひとつの作品に対するコンセプト、それをどのようにデザインとして形にしていったのか、学生としては大変気になるところです。ご自身が独立されたころから現在進行しているプロジェクトまで、そのひとつひとつを作品から学ばさせていただきました。

また、山本さんは大変素敵なスケッチを描かれており、建築ジャーナルという雑誌の表紙も手掛けています。スケッチの現物を見ながら、「自分もいつかこんな風に描けるようになるのかな」という学生さんのつぶやきも聞こえてきました。(ご覧になりたいかたはぜひ山本さんのHPへアクセスしてみてください。)

講演会の後はデザインファームの恒例(もはや名物と言っても良いかもしれませんね)懇親会!山本さんを囲んで夜遅くまで大盛り上がりでした。山本さん、そしてOBでスタッフの森田くん、遅くまでおつきあい頂きありがとうございました!
またぜひデザインファームに足を運んでくださいね。


▼山本卓郎建築設計事務所のHPはこちら▼
http://takuroyama.jp/index.htm

(田中いづみ)
by df_architect | 2013-09-17 17:13 | 講演会

OB古谷野裕一さん講演会

みなさま、こんにちは。昼間部1年生の渡辺です。

先日開催された、 2007年卒業(僕たちの7期前)の昼間部OB古谷野さんによる講演会。学生目線で、講演会から受け取ったものをちょっとだけ書かせてください。
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独立後初の作品を含め、これまでに古谷野さんが設計に携わった3作(集合住宅2件、個人住宅1件)を題材にして、各々の設計の要点から、はたまた、設計とは?とか、建築事務所で働くということなどなど。僕たちの身近な将来にオーバーラップする存在の先輩が、いまどんなことを考えて建築という仕事と向き合ってるのか、という率直な声を聞くことができて、とても貴重な機会になりました。

実際の建築という行為において、目指す場(空間)を作るために考えられていること、考えなければならないこと。そんな建築設計の現場の視点が伝わってくるお話が満載。学生の自分たちからは、まだまだちょっと先の話と感じるところも正直ありました。でも、同時に、とても近い将来として、学校で課題に取り組むいまの延長線上にある、自分たちが仕事として向き合う建築のイメージが前よりも少し形になったし、そこまでの距離を以前よりも図れるようになった、とそんな気がしています。
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この講演会で強く印象付けられたことがもうひとつ。

講演会には古谷野さんと、同期の石川さん、武川さんも顔を見せてくれました。
この代は、数々の逸話が今でも語り継がれるぐらい強烈なインパクトをDFに残していった学年らしく、その噂は先生から度々聞かされていました。

先輩たちがどんなことを考えて、DFでの時間を過ごしていたか。それがどう逸話につながっていったのかということ。話を聞けてとても腑に落ちました。先輩達の話から自分が感じたことは、仲間という力を借りて、自分が大きくなること、そして、それがみんなをも押し上げるということ。そういう気持ちの力、大切さ。

学校で課題とかに取り組んでいると、どうしても自分だけの世界に没頭してしまうことが多くて、そんな風に過ぎていく毎日にちょっとひっかかりを感じていたときで、その考え方がすっと体に染み込んできました。

DFは小さな学校で、でもだからこそみんなの距離が近く、そういう考え方がとても似合う場所だなと感じています。様々な年齢、経歴を持つ人たちが、建築という目標を見つけて集まってくる。だからこそ、普通の学校とはちょっと違うポジティブな雰囲気が生まれてて。ここで学生という時間を過ごしているいまは、ただ建築を学ぶということ以上に自分にとって大切な何かを作り上げることにつながってる、そんな気がしています。DFという場所でつながっている仲間、その仲間と自分は何ができるだろう、自分に何ができるだろう、と考える毎日が、いまそしてこれからをもっともっと楽しくしていきそうだ。と、講演会をきっかけにそんなことを意識しながら日々過ごしています。

古谷野さん、石川さん、武川さん。楽しく、ポジティブになれるお話をありがとうございました。またDFに顔を出してください。そして、また朝まで語り合いましょう!

長々と長文失礼しました。それでは、また次の機会に。
by df_architect | 2013-02-15 14:03 | 講演会

建築家 奥山裕生さん 講演会

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2月18日、土曜部の授業後に学生有志主催の建築家講演会を開催しました。

講演をしてくださったのは、建築家の奥山裕生さん(奥山裕生設計事務所)です。
暮らしやすさを第一に考えたあたたかみのある住宅を数多く手掛け、デザインファームの学生の間でも大変人気の高い奥山さんに、建築家を目指したきっかけや、設計の考え方、建築家として大切にしていること、設計事務所へ就職するために必要なことなどをお話頂きました。

奥山さんのお話の中で、非常に印象に残ったのが

「とにかく今、設計というこの仕事が楽しくて仕方がない」

という言葉でした。

今でも自分の設計した住宅を引き渡すときは、涙がでそうになるほど嬉しい、という奥山さん。
好きなことを仕事にする、ということがどんなに素敵なことかを教えてくださいました。

今回の講演会は、土曜部の現役生のみなさんが企画・運営を担当し、座談会や懇親会といったプログラムで奥山さんへ直接相談できる場を設けてくれたことで、建築家と建築家をめざす学生たちの縁をつなぐような講演会になりました。

最後になりましたが、今回素晴らしい講演をしてくださった奥山さん、そして企画・運営をしてくださった学生のみなさん、ありがとうございました。

奥山さんのインタビュー記事はこちら→DF卒業生をスタッフに迎えた建築家インタビュー
by df_architect | 2012-02-20 15:06 | 講演会

建築家 荒木毅さん 講演会

昨日行われた、建築家 荒木毅さん講演会の報告です!

夕方6時半から始まった講演会、今回は在校生以外にもたくさんのOBがやってきて、会場はすぐにいっぱいに。立ち見も出るほどの賑わいでした。

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荒木さんの要望で大好きなゴスペルの曲を流しながら、講演会が話が始まります。

講演会の前半は、建築に興味を持った子供のころから、これまでの建築家としての人生、その人生のいろいろな時代に感じた建築に関する刺激とそれを受けて考えたことを、静かに、丁寧に、でもちょっとユーモアを交えながら話してくださいました。

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後半は作品「CH13」について。事前に行ったアンケートでも学生の「好きな荒木作品」の中に入っていたのですが、荒木さん自身も自分の作品のなかで、一番思いが強いものだと語っていました。が、その語り口調が「自分の作品」というよりは、「施主との関係があってこそできあがった家」という感じなのです。家が完成するまでに、施主の意見や現場のアイデアで少しずつ良い方向に進んで行く様をとても楽しんでいる、そんな様子がうかがえました。とてもクールな印象の荒木さんなのですが、そんな語りに荒木建築の暖かみを感じます。

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講演会の後は、恒例の懇親会。はじめはちょっと緊張気味の学生さんたちですが、会場には日比生先生や、水沼先生の姿もあって雰囲気は次第に和やかに。気づいたときは荒木さんを囲んで積極的に意見を求めている学生も。本日早速、荒木さんのブログが更新されており、宴会の後の様子を知りました。荒木さん、日比生先生にはずいぶん遅くまでおつきあいしていただき、本当にありがとうございました。また是非、学校に遊びに来てください。
(木戸 彩子)
by df_architect | 2011-11-21 15:29 | 講演会

建築家 荒木毅さん講演会のおしらせ

今日は、待望のデザインファーム主催講演会のお知らせです!

今回は建築家の荒木毅さんをお招きできることになりました。

荒木さんは何年も前から、デザインファームではとても人気の高い方です。
講演会では魅力的な作品の数々を見せてくださることと思います。楽しみですね!

日時は11月20日(日)午後6時30分からです。
会場はデザインファーム2階教室です。

講演会のあと、ささやかなパーティをいたします。
パーティーにの会費はお一人500円です。

荒木毅建築事務所のホームページは以下のとおりです。

http://www.t-araki.co.jp/

在校生、OBのみなさま、お誘い合わせの上ぜひお越しください!
by df_architect | 2011-11-11 13:46 | 講演会

建築家 村上太一さん、村上春奈さん 講演会

「長持ちするデザイン -自分の心に聞く」
毎年恒例にしたい、と思っている建築家講演会が1月23日(日)に、デザインファーム 2階の教室で行われました。今回も会場にはあふれんばかりの現役学生さん、OBがあつまり、立ち見の人がでるほどでした。
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今回お招きしたのは、村上建築設計室を共同主宰されている、建築家 村上太一さんと 同じく建築家 村上春奈さんです。
ご存じの方も大勢いらっしゃると思いますが、村上春奈さんは デザインファームのOBであり、現在では講師も務めていただいています。そして、お二人は仕事のパートナーであり、またご夫婦でもあります。そんなお二人が、事務所を立ち上げてから現在までの活動をたくさんのスライドと一緒に語ってくださいました。
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お仕事の写真と一緒に、いろいろな風景の写真も織り交ぜて、ひとつひとつのプロジェクトをどのように考え、解釈し、デザインにつなげていったのかを丁寧に語ってくださいました。印象的だったのは海の写真です。それは海を写した、というよりは、浪の上にきらめく光をとらえた写真で、その視線が、まさにお二人の設計に対するまなざしのように見えてなりませんでした。丁寧な材料の選びかたとその空気感は、さまざまなクライアント、プロジェクトがあるなかで、一貫して共通する設計者の姿勢のように感じます。また、その姿勢に共感するクライアントが次のクライアントに繋がっていく様をうかがっていると、学校で勉強し、事務所での修行を終えたあと、いったいどうなるのだろう、という将来に対する学生さんたちの素朴な疑問に、自らの設計活動を通して一つの答えを見せてくれているように思えました。

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スライドによる講演会のあとは懇談会。講演会に参加した人たちは、先生でもある村上春奈さんとは当然顔見知りなのですが、村上太一さんとは初めて。最初は緊張気味でしたが、お酒の力と太一さんの気さくな人柄が、どんどん学生さんとの距離を縮めていってくれました。学生の立場にまで降りてきて、真剣に質問に答えてくれる村上太一さん、そして女子学生からも大変支持されている村上春奈さん、お二人の魅力ある作品とお話を十二分に体感できたのではないでしょうか?

ご多忙の中、快く講演会を引き受けていただきました村上太一さん、村上春奈さん、素晴らしい時間をありがとうございました。これからもますますご活躍されることを心から期待しています。そして、またデザインファームに遊びに来てください。

村上建築設計室の作品はこちらからご覧になることが出来ます。
(木戸彩子)
by df_architect | 2011-01-25 15:06 | 講演会

建築家 村上太一さん、村上春奈さん 講演会

2011年になってから、寒い日が続きますね。
みなさん風邪など引かれていませんか?

さて、今年最初のデザインファームイベントのお知らせです。


デザインファーム在校生・OB向け講演会

村上太一+村上春奈  「長持ちするデザイン-自分の心に聞く」
村上建築設計室

2011年1月23日(日) 18:00~
デザインファーム教室にて


村上太一さん、村上春奈さんはご夫婦で設計事務所を立ち上げ、住宅をはじめ、事務所や商業施設、公共施設などの設計で活躍されている建築家です。今回の講演会では、お二人の手がけた作品や、著書「住宅インテリア究極ガイド」の実例を解説しながら、独立の心構えなど、建築家としてのメンタルなエッセンスも織り交ぜてお話をしてくださるとのこと。

デザインファームの在校生のみなさんはもちろん、OBの方々もぜひお誘いあわせの上ご参加ください!
by df_architect | 2011-01-19 21:14 | 講演会

建築家 手嶋保さん講演会

 3月14日(日)デザインファーム主催の講演会「建築家 手嶋保さんと建築を語る夕べ」が本校2階の教室で行われました。当日にはゲストコメンテイターとして、デザインファーム講師日比生寛史先生も参加。こんな贅沢な顔合わせの講演会に、会場である2階の教室には大勢の在校生や卒業生の方々が詰めかけました。
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 手嶋さんが主宰される手嶋保建築事務所では歴代のデザインファーム卒業生数名がスタッフとして働いていて、デザインファームにとっても親しみのある事務所なんです。

 手嶋さんが手がけられた作品は建築専門誌などの書籍で広く発表されており、学生さんが住宅設計をするときの参考資料としてそのページは何度もめくられてきました。何度もめくられたその理由には、そこに人を魅了する風景があるからです。今までそこに誰かがいたような、手嶋作品からはそんな風景が見えてくるのです。それはいったいなぜなのでしょう。
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 今回、手嶋さんが用意してくださったスライドは、まず生まれ故郷の福岡の写真から始まりました。緑豊かな山々に囲まれた、古い民家のほの暗い世界。雑草で覆い尽くされた古民家。そういう古い家に育った手嶋さんは幼い頃、自分の家が嫌で、人に訪ねられるとわざと違う家を指さすほど、家に対するコンプレックスがあったそうです。しかしその後、東京で暮らし、仕事をするようになった手嶋さんは、実はそんな風景がご自身の原風景であったことに気づかれたそうです。そんなまなざしで写された故郷の写真から、スライドは鉄道線路の写真、お寺の屋根や柱、庭の写真と遷り、波に削り出された岩肌、そして、くぐもった灰色の空など、建物の写真から自然の写真まで、淡々とスクリーンに映し出されていきます。そして、ふと気がついたときには作品のスライドが始まっていました。
 
 こんな風に書くとなにやら物静かな講演会かと思われますが、そうではありません。日比生先生の絶妙なコメントと質問で、会場の人たちは話にぐいぐい引き込まれていきます。そして九州男児2人※の漫談的なやりとりに会場で笑いが起こることもしばしば。(※手嶋さん、日比生先生、お二人とも福岡県のご出身です。)
 
 作品スライドでは、初期の建物から今に至るまで、そのとき折々の仕事へ臨むご自身の考えや、風景を生みだす絶妙な段差ができた過程について、元スタッフとの会話を織り交ぜながら、楽しく語ってくださいました。お話を伺っているうちに、手嶋さんが手がける建物は理論やテクニックからではなく、ひたすらそこに住まう人を見つめ、その建物が建つ土地と語らうことで、じんわりと生まれてきた、私にはそんな風に思えてなりませんでした。

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 講演会の後は、恒例の懇親会です。はじめは遠慮がちだった学生さんたちですが、ほどよくお酒も回ってくると、どんどん手嶋さんに近づいていき、ポトフォリオを見てもらうなんてラッキーな人もいました。こんな風に直接お話できる機会はめったにありませんからね。絶好のチャンスです。今後手嶋流のデザインを取り入れようとする生徒さんが増えるのは確実です。でも、よいものは盗み取る、実はこれはいい勉強方法なのだと思います。

 最後に、この日遅くまでおつきあいしてくださり、学生の質問に丁寧に答えてくださった手嶋さん、本当にありがとうございました。手嶋さんから直接お話を聞けた学生さんたちは本当に幸せだったと思います。また何かの機会がありましたら、是非お話をお聞かせください。

※手嶋さんの作品は以下のHPよりご覧になることができます。
http://www.tteshima.com/

(木戸 彩子)
by df_architect | 2010-03-17 14:08 | 講演会

建築家田井勝馬さん 講演会

『もの』を創るProcess - sketch ・ model ・ presentation -
先週の土曜日(10月27日)に、デザインファーム主催の講演会が本校教室にて開催されました。
かねてより建築家田井勝馬さんにデザインファームでのご講演をぜひにとお願いしておりましたが、このたびついにお時間を割いていただくことができ、実現の運びとなりました。

田井勝馬さんの作品を建築誌で拝見するたびに、その美しさ、完成度の高さ、そして豊かな人間性や生活感に深い感銘を受けておりました。デザインファームでも生徒さんたちにいつも大変人気の高い建築家の方です。お話をじっくり伺える機会がもてればと、生徒さんたちも僕も強く思っていました。そんなこともあり、この日は夜が待ち遠しくてワクワクするような一日になりました。
そして迎えた夜。あいにくの暴風雨にもかかわらず、現役生徒さんや卒業生のみなさんが多数集まった中、田井さんはすばらしいお話をじっくりと聴かせて下さいました。
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田井さんのあのすばらしい幾多の建築空間はいったいどのような発想でどのようなプロセスを経て生み出されて行くのだろう。僕や生徒さんたちがいちばん興味を持ち、ぜひ知りたい、そして盗みたい、超えたいと強く思っている部分です。田井さんはそんな期待に真っ正面から応えて下さいました。

a0092994_13542794.jpg「『もの』を創るProcess - sketch ・ model ・ presentation -」と題された田井さんのお話は、大量のスケッチやスタディ模型の写真を用いて、まさに田井建築の生み出されるプロセスそのものを非常に丁寧に紹介して下さる圧巻の内容のものでした。
田井さんご自身の手で描かれた膨大なスケッチ、メモ、そして検討用の模型の写真が次々に大画面で色鮮やかにプロジェクターから映し出されます。その圧倒的な迫力は僕たちをグイグイ引き込んで行きます。そしてそれをていねいに噛みくだいて、とてもわかりやすく明快に説明をして下さいます。

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a0092994_14105467.jpgエスキースをしっかりと積み上げて優れた建築を生み出して行く力、そしてその力の根源に豊かに流れる田井さんの暖かい人間性と愛情。建築を生み出す強さと、そして人間に対する優しさの両方にダイレクトに深く包まれる、そんな2時間を僕たちは経験することができました。
生徒さんたちが田井さんのお話から得た体験は、言葉に尽くせないほど強く深い貴重なものとなりました。この日にここにいられたことをみんなが大きな幸せに感じた一夜でした。

a0092994_14113888.jpgさて生徒さんたちは果たして、田井さんから盗み出せたでしょうか。こういう時の生徒さんたちの貪欲さは日頃ものすごいものがあるのですが、この夜ばかりはある生徒さんの弁「圧倒されちゃって盗むどころじゃなかったですよ~」。いやあまったく、僕もですよ。



ご多忙と悪天候の中お時間を割いて下さった田井さん、本当にどうもありがとうございました。これからもデザインファームを暖かく見守って下さい。そして、ぜひまたすばらしいお話を聴かせて下さいね。

※田井勝馬さんの作品は以下のホームページでご覧になることができます。

http://www.tai-archi.co.jp/

(水沼 均)

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by df_architect | 2007-10-31 14:30 | 講演会

小高由紀子さん講演会 -住宅を作る、ということ-

去る10月27日、デザインファームの教室にて本校主催の講演会を開催いたしました。
講師を勤めて下さったのは新進建築家の小高由紀子さんです。
一級建築士事務所AterierODKを主宰なさっております。
小高さんは写真やスケッチなどの美しいスライドを多数用いながら、住宅を中心とした設計活動のお話をたくさん聴かせて下さいました。

小高さんは始めに、建築との初めての出会いから今日に至る足跡を語ってくれました。
幼少時代に自宅の新築の間取りを一緒に考えたこと、学生時代、フランク・ロイド・ライトの作品との出会い、レーモンド設計事務所での修行時代、そして独立して事務所を開設するまでを、楽しいエピソードを交えながらとても魅力的に聴かせて下さいました。

次に、今まで手がけてこられた作品の紹介をして下さいました。クライアントさんとの出会いからエスキース、プレゼンテーション、実施設計、そして現場監理を経て完成に至るまでを、一作一作をていねいに解説して下さいました。
中でももっとも印象に残ったのは、小高さんが現場に対する深い愛情と尊敬を語られたことでした。建築は建築家一人がすべてを作るのではなく、構造や設備設計家の方や、現場で直接モノ作りをしている職人さんたちとの協同作業によって生まれてくるもの。そして現場で収めるのが難しい部分に遭遇したときに、職人さんたちのアイデアもどんどん採り入れながら問題を解決して行くことの楽しさ。建築家という仕事の難しさも楽しさも共に現場が多くを与えてくれるものなのだと、改めて思いの深まるすばらしいお話でした。

建築家の方が自らの建築との出会いを振り返りつつ語ってくれる。そして現場という、雑誌のグラビアからはなかなか伺い知れない世界を語ってくれる。そんなお話を聴ける機会は、実は意外に少ないものです。そんな意味でもやはり講演会で生のお話を聴く機会が持てるのは良いものだなと改めて思いました。

デザインファームではこれからもたくさんの講演会を開いて、いろいろな建築家の方のお話が聴ける機会をどんどん持てればと考えています。
(水沼 均)

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by df_architect | 2006-11-06 19:57 | 講演会